生まれ変わりを信じる人はどれくらいいる?日本人の4割が信じるという調査結果
「人は死んだらどうなるんだろう?」
誰でも一度くらい、考えたことがあるのではないでしょうか。
何もなくなる。
天国へ行く。
魂だけが残る。
そして、
また別の人として生まれてくる。
いわゆる「生まれ変わり」です。
映画やドラマ、漫画などでもよく登場するテーマなので、
本当に信じている人って、どのくらいいるんだろう?
と気になります。
実際に調べてみると、意外に多いことが分かりました。
Pew Research Centerが2024年に世界35カ国で行った調査では、
日本人の40%が「生まれ変わりを信じる」と回答しています。
この調査でいう「生まれ変わり」とは、
人がこの世界に何度も生まれ直す
という考え方です。
つまり、日本ではざっくり、
10人いたら4人くらい。
思っていたより多いでしょうか。
それとも、
そんなものかな。
という数字でしょうか。
今回は、「生まれ変わりを信じる人はどれくらいいるのか」を、日本と世界の調査から考えてみます。
結論:日本では約4割が「生まれ変わりを信じる」

2024年のPew Research Centerによる国際調査では、日本で生まれ変わりを信じる人は、
40%
でした。
つまり、
100人なら
約40人。
10人なら
約4人。
です。
「生まれ変わりなんて、ごく一部の人しか信じていないのでは?」
と思っていたなら、少し意外な結果かもしれません。
世界35カ国の中央値は33%
同じ調査では、35カ国全体の中央値は、
33%
でした。
つまり世界的にも、
およそ3人に1人
が生まれ変わりを信じている計算になります。
日本の40%は、その中央値を7ポイント上回っています。
日本は、
世界でも比較的「生まれ変わり」を受け入れやすい国
と見ることができます。
世界で一番高かったのは?
2024年の調査で生まれ変わりを信じる割合が最も高かったのは、
ケニア
66%
でした。
次いで、
スリランカ
62%
ガーナ
52%
インド
48%
ナイジェリア
48%
タイ
48%
となっています。
一方、日本は40%。
35カ国の中では比較的上位に位置しています。
信じる人が少ない国もある

反対に、生まれ変わりを信じる人が少ない国では、
トルコ
9%
ポーランド
12%
スウェーデン
12%
などとなっています。
同じ「人が死んだ後」を考えるテーマでも、国や文化によって考え方はかなり違うようです。
アメリカでは31%
意外なのがアメリカです。
2024年の調査では、
31%
が生まれ変わりを信じています。
キリスト教では一般に「輪廻転生」は中心的な教えではありません。
それでも、アメリカ人のおよそ3人に1人が生まれ変わりを信じているという結果です。
つまり、
生まれ変わりを信じる=特定の宗教を信仰している
とは限らないことが分かります。
日本は「無宗教」が多いのに、生まれ変わりは信じる?
ここが日本の面白いところです。
Pew Research Centerの2024年調査では、日本では宗教に所属していないと答える人が半数を超えています。
それでも、
- 動物にも霊があると思う:53%
- 山や川など自然に霊的な力があると思う:56%
という回答が見られます。
そして、
生まれ変わりを信じる:40%。
日本では、
「特定の宗教を強く信仰してはいないけれど、魂や生まれ変わりは何となくある気がする」
という感覚を持つ人も少なくないのかもしれません。
「宗教を信じる」と「生まれ変わりを信じる」は別?
この二つは、必ずしも同じではありません。
例えば、
神社には行く。
お盆にはお墓参りする。
初詣にも行く。
でも「宗教を信仰していますか?」と聞かれれば「特にない」。
という人は日本では珍しくありません。
それでも、
死んだら何かある気がする。
また生まれてくるかもしれない。
という考えを持つことはあります。
Pewの調査でも、生まれ変わりの信仰は国や宗教をまたいで見られています。特に仏教徒やヒンドゥー教徒では割合が高い傾向がありますが、それ以外の宗教や無宗教の人にも見られます。
昔の調査でも日本は約4割だった
面白いことに、日本で「生まれ変わり」を信じる人が約4割という結果は最近だけではありません。
国際社会調査プログラム(ISSP)の2008年データを紹介した資料では、日本で生まれ変わりを信じる人は、
42.6%
でした。
2024年のPew調査では40%。
調査方法や質問文が異なるため単純比較はできませんが、
15年以上前の調査でも4割前後
最近の調査でも4割前後
というのは興味深いところです。
「生まれ変わり」という考え方は、日本人の中である程度安定して受け入れられているのかもしれません。
そもそも「生まれ変わり」とは?
生まれ変わりと聞いて思い浮かべるものは、人によって少し違います。
例えば、
また人間として生まれる
というイメージ。
動物になる可能性もある
というイメージ。
魂が別の体へ移る
という考え方。
前世がある
という考え方。
などです。
Pew Research Centerの調査では、
人はこの世界に何度も生まれ直す
という意味で質問しています。
そのため、
「死後の世界を信じる」
という質問とは別です。
「死後の世界」と「生まれ変わり」は同じではない
ここは少しややこしいところです。
死後の世界
死後も何らかの形で存在が続く。
生まれ変わり
死後、再びこの世界に生まれる。
です。
例えば、
天国はあると思うけれど、生まれ変わりは信じない。
という人もいます。
逆に、
天国というより、また別の命として生まれる気がする。
という人もいるでしょう。
Pew Research Centerも、この二つを別々の質問として調べています。
日本では死後の世界を信じる人も少なくない
2024年のPew調査では、日本は他国と比べると「死後の世界がある」と考える割合が低めの国の一つでした。
それでも、日常的に祈る日本人では69%、それ以外の日本人でも41%が「死後の世界は確実に、またはおそらく存在する」と回答しています。
つまり、
死んだら完全に無になる
と考える人だけではありません。
なぜ人は生まれ変わりを信じるのだろう?
ここについては、一つの理由に決めることはできません。
調査では「何%が信じているか」は分かっても、
なぜその人が信じているのか
までは一人一人違います。
考えられる背景には、
- 宗教的な考え
- 家庭や地域の文化
- 死後も何か続いてほしいという気持ち
- 大切な人との再会への願い
- 前世に関する話や体験
- 映画や本などの影響
など、さまざまなものがあるでしょう。
ただし、ここは科学的に一つの原因が証明されているわけではありません。
「また会いたい」という気持ち
家族や大切な人、ペットなどを亡くしたとき、
これで完全に終わりなのかな。
と考えることがあります。
そんなとき、
またどこかで会えるかもしれない。
という考えは、少し救いになることがあります。
「生まれ変わり」を信じることには、
死んだらすべて終わり
ではなく、
何かが続いているかもしれない
と考えたい気持ちも関係している人がいるでしょう。
もちろん、これは調査から全員について言えることではありません。
「もし生まれ変われるなら?」は会話としても楽しい
生まれ変わりを本気で信じていなくても、
生まれ変わるなら何になりたい?
という話はよくします。
例えば、
- また自分になりたい
- 別の性別になってみたい
- お金持ちになりたい
- 猫になりたい
- 鳥になって飛びたい
- もう人間はいい
など。
「もしも」の話だからこそ、その人の価値観が出て面白いテーマでもあります。
生まれ変わったら、また同じ人生がいい?
ここも興味深い質問です。
今の人生に満足している人なら、
また同じ自分でもいい。
と思うかもしれません。
一方、
次は全く違う人生を経験したい。
という人もいるでしょう。
生まれ変わりそのものを信じるかどうかより、
もしもう一度人生をやれるなら、何を変えたい?
と考えることで、今の自分が大切にしたいものが見えてくることもあります。
日本人は「前世」という言葉にもなじみがある
日本では、
前世
来世
輪廻
生まれ変わり
といった言葉を、日常でも比較的よく聞きます。
漫画やアニメ、小説では、
異世界転生
というジャンルまで定着しています。
もちろん、
物語として楽しむこと
と、
現実に生まれ変わりを信じること
は別です。
ただ、文化の中で「生まれ変わり」という発想そのものに触れる機会が多いことは確かです。
仏教と生まれ変わり
生まれ変わりと聞くと、
仏教の輪廻転生
を思い浮かべる人も多いと思います。
Pew Research Centerの国際調査でも、分析できる国では仏教徒やヒンドゥー教徒は他の宗教グループより生まれ変わりを信じる割合が高い傾向にありました。
ただし、
日本人の40%が信じている=全員が仏教の教義として信じている
という意味ではありません。
ここは分けて考える必要があります。
生まれ変わりは科学的に証明されている?

ここは大切です。
今回紹介している40%という数字は、
「生まれ変わりを信じている人の割合」
を調査したものです。
つまり、
生まれ変わりが本当に存在することを証明した数字
ではありません。
「何人が信じているか」と、
「本当にあるのか」
は全く別の問題です。
今回の記事で分かるのは、
多くの人が、その可能性を信じている。
ということまでです。
「信じる」「信じない」「分からない」のどれでもいい
生まれ変わりについては、
信じる
またどこかで生まれると思う。
信じない
死んだらそこで終わりだと思う。
分からない
どちらとも言えない。
という考えがあります。
どれかが多数派だからといって、それが正しい答えになるわけではありません。
生まれ変わりは、現在のところ「みんなの平均」で正解を決められるテーマではないからです。
でも「4割」という数字は面白い
それでも、
日本人の40%
という数字は、かなり面白いと思います。
例えば10人で集まったら、
4人くらいは「生まれ変わりはあると思う」。
残りの人は、
信じない。
あるいは、
分からない。
という可能性があります。
普段こんな話をしないだけで、
実は身近な人も信じている
かもしれません。
世界でも3人に1人くらいは信じている
35カ国の中央値は33%です。
つまり、
生まれ変わりを信じるのは珍しい考え
というわけでもありません。
国や宗教によって差はありますが、世界各地に同じような考え方を持つ人がいます。
人間は昔から、
自分はどこから来たのか。
死んだらどこへ行くのか。
を考えてきたのでしょう。
もし本当に生まれ変われるなら?
ここから先は、答えのない「日常のハテナ」です。
もし本当に生まれ変われるなら、
また人間になりたい?
それとも、
動物?
同じ国?
別の国?
男性?
女性?
今と同じ家族?
まったく違う人生?
考えてみるだけでも面白いテーマです。
生まれ変わりを考えると「今」が少し見える
「来世があるかどうか」は分かりません。
でも、
もし次の人生があるなら、どうしたい?
と考えると、
逆に、
今の人生で何をやっておきたい?
という問いにつながります。
旅行したい。
好きな仕事をしたい。
会いたい人に会いたい。
もっと自由に生きたい。
家族との時間を大切にしたい。
生まれ変わりという答えのないテーマから、
今の自分が何を大切にしているのか
が見えてくることがあります。
まとめ:日本人の約4割が「生まれ変わり」を信じている
2024年のPew Research Centerの国際調査では、
日本人の40%が生まれ変わりを信じていました。
35カ国の中央値は、
33%。
日本は世界の中央値より少し高めです。
また、2008年の別の国際調査でも、日本では42.6%が生まれ変わりを信じるとされていました。
つまり、
「生まれ変わりを信じる人は、ごく一部」
というわけではなさそうです。
とはいえ、
40%が信じているから、本当に生まれ変わりがある。
という意味でもありません。
分かるのは、
人間の死後について「何か続きがあるのでは」と考えている人が、想像以上に多い
ということです。
そして最後に残るのは、やはりこの疑問。
もし本当に生まれ変われるなら、あなたは何になりたいですか?
ハテナさんのひとこと

日本人の10人に4人が生まれ変わりを信じているって、思ったより多いかも!
本当にあるかは分からないけれど、「もし次があるなら?」と考えると、今の人生についても考えたくなるね。
参考資料
- Pew Research Center「Believing in Spirits and Life After Death Is Common Around the World」(2025年公表・2024年調査)
- 国際社会調査プログラム(ISSP)2008年データを紹介した資料

